セーラー服を脱がさないでの歌詞が酷過ぎる件

私は、2年程前からY先生の授業がきっかけで、性への多様性やジェンダーについて勉強するようになりました。
そもそも多様性って何なん?ジェンダーって何なん?というところから始まり、少しずつ難しそうな言葉や歴史的背景を調べてきました。
「差別は良心より知識」
私自身、2年間でそれを身に染みて感じました。
勿論、まだまだ不十分なので、今でも固定概念を少しずつ崩して思考を更新している最中です。

で、最近ショックだったのが、他人の配偶者の呼び方についてです。
2年間も自分なりに色々調べたはずだったのにぃー。

「家内」・「奥さん」・「嫁さん」という呼び方、実は言い方がバッサリしちゃいますが、元々は"脅威的なオジサンの支配下"にある言葉だということを知りました。
普段、何の気無しに使っていたので知らぬ間に誰かを傷つけていたかもしれないと考えさせられました。

そんなわけで最近、他人の配偶者さんの呼び方に困ってます。勿論、「奥さん」と言われて平気な方も沢山居ることは承知ですが、私個人としては、あまりこういった言葉を使うのはやめようと思います。
パートナーさん?お連れ合いの方?
何だかしっくりくる単語が見つからず、日本語ってバリエーション豊富なんじゃないの😡と毎回モヤモヤしています。意識してもぽろっと言っちゃうしね。

後、完全に論外なのが
テレビを見ると、未だに「セーラー服を脱がさないで」が流れていたりするので、ドン引きです。傷ついた方も多いんじゃないかなぁ。
「嫌よ嫌よも好きのうち」精神…本当嫌だ。
嫌だが通じなかったら、一体どうすれば良いんだ。
"オジサン"の捻じ曲がったプライドを守る言葉だなぁと感じます。

こんなことを話すと周りからは「理屈っぽいね」で片付けられます。
私の話し方にどこか問題があることを認識しつつ、よく考えない人達が、唯一"何か勝った感"を出せるような卑怯な言葉だなぁと感じます。意見の押し付けではなくて、一緒に考えて話し合いたいです。

後は、「男性だって苦労している」と言う言葉。
確かにそれは事実です。私は1女性としてお話しているので、ムッとされる気持ちも一応理解してます。
でも、「女性の権利が拡大すると男性の権利が狭まる」と捉え、男女の対立軸を生むのはどうなのか。色々な問題を並行して解決する道を取っていこうよ、と思います。

最初はみんな無知識。責めるのではなく、みんなで一緒に「また考えを更新できたね、おめでとう」って言い合えるような空気づくりが大切なんだろうなぁと思っています。
私もまた、一つ学べて良かったです。
(ご意見ご指摘等ありましたら、教えてくださると幸いです)

ちなみに、敢えて"オジサン"という言葉を使ったのは、松田青子さんの『持続可能な魂の利用』 という本を参考にしたからです。性別や年齢的なものを示している訳ではありません。https://shosetsu-maru.com/interviews/authors/quilala_pickup/141