白と黒のその間に無限の色が広がっている

人は「未知」なものに恐怖を抱きやすい。結論が見えないものや不安定なものに対して、自分が傷つけられたり攻撃されたりする可能性を想像しがちだからである。

だから、"恐怖心が強い人"ほど物事をハッキリさせたがる白黒思考な傾向にあると思う。

「未知」のものを一方的に決めつけ、いち早く「既知」としたがる。そして、いかにも全てを知ったかのように振る舞い安心する。
最近の例で言うならば、YouTubeを批判していた芸能人だろうか。彼等は、TVが衰退している今、居場所を見つけるのに苦労している。

私の周りだって例外ではない。
いちいち若者のやる事に難癖を付けてくる"知ったかぶりおじさん"が沢山いる…。

そんな、"知ったかぶりおじさん"の特徴としては、
「自分に自信が持てないこと」
「洞察力に欠けていること」
があると私は思っている。

自分に自信がある人は、未知なものがあっても自分にはそれを乗り越える力があると感じるし、
洞察力がある人は、この世の中には様々なものが沢山あることを認知していて恐怖心を抱くことが少ないと思うからだ。

知ったかぶりおじさんは、きっと心の奥底では怖くて怖くて震えている…はず
※ごめんなさい。大分過激ですね。

要するに「白黒思考」は、自分自身を安心させるための心理が働いていて生み出されるものだと思う。
しかし、実際は活動範囲や安心領域をかえって狭めてしまう思考だと思うのだ。

とはいえ、幼少期までは誰もが白黒思考に従って生きていたと思う。
例えば、仮面ライダーなどの幼少向けの番組は、味方と敵が分かりやすく表現されているものが大半だ。
それは、白黒ハッキリさせたわかりやすいストーリーでないと、幼児は理解することが出来ないからである。しかし、経験を積んでいくことによって複雑なストーリー展開を私たちは理解することが出来る様になる。そして、次第にそのようなストーリーを私達は好むようになる。
元々私達は白黒思考を持っているが、成長するに連れて多面的な方向から物事を考えることが出来る様になるのである。

白黒つけたり敵か味方かをハッキリさせたりすることは思考を狭める。幼少期のま…🤫

それなのに今の教育といったらどうだろう。
「正解」がある問いばかりを教わってきてはないだろうか…(RADWIMPS風)
校則に縛られてばかりで本当に「言論の自由」「思想良心の自由」は保証されているのだろうか。
自分の思考を創り出す機会を奪われてはいないだろうか。
今、教育は「白黒思考」を加速させていると私は思ってならない。

私は「白黒思考」によって、頑なに自分の中の答えを確立させる必要はないといつも言い聞かせて生きている。それでも、抜けない事がいっぱいだ…

Mr.Children/GIFT
「白か黒で答えろ」という　難題を突き付けられ
ぶち当たった壁の前で　僕らはまた迷っている　迷ってるけど
白と黒のその間に　無限の色が広がってる
君に似合う色探して　やさしい名前を付けたなら
ほら一番きれいな色　今君に贈るよ

Mr.Children様もこのように仰っている！

物事を簡単に判断しようとせず、様々な視点から柔軟に考えていく。色々な価値観を受け入れる。尊重する。
色は沢山あった方が綺麗で面白い😊