存在

学校がおやすみの日。

バスや車の後部座席に乗って、ただ目的地に着くまでボーッとしているあの時間が好きだった。

ただ存在しているだけで、自分の役割を果たせている気がした。

少しだけ現実から遠ざけてくれる不思議な時間だった。